砥石郷山・恐羅漢山・旧恐羅漢山 2015.6.07

といしごうやま・おそらかんざん・きゅうおそらかんざん1177m・1346.4m・1334m(広島県県安芸太田町)



丹沢山
砥石郷山に向かう稜線から見る恐羅漢山

歩行距離 9.5km
所要時間 4時間50分
累積標高差 (+) 725m  (-) 725m
コース 登山口10:10 → 夏焼峠10:50 → 砥石郷山10:00 →夏焼峠12:10 → 合流点13:00 →
恐羅漢山13:10 → 旧恐羅漢山13:35 → 恐羅漢山14:05 → 合流点14:30 → 登山口15:00  



早朝に萩の自宅を出発し、いつものように191号線海岸ぞいに走り益田から西中国山地に向かう。09:45に恐羅漢山の登山口にある牛小屋高原レストハウス前の駐車場に到着し車を停める。今日は休日ということもあり駐車場はほぼ満車に近い。準備を整え10:10出発する。恐羅漢山の登頂は今回で2回目になる。今回は、砥石郷山と旧恐羅漢山まで足を延ばす計画だ。牛小屋高原のキャンプ場では何か催しがありちょうど開会式が行われていた。

夏焼尾根コースに進むため左手にスキー場を見ながら林道を行く。大きな杉の巨木群を左に通りすぎ深い樹林帯になる。道沿いにはギンリョウソウが群生している。がそのかたまって咲く様は少し異様でユウレイソウの異名どおりである。森の中に木製の展望台があり、そこに森林セラピーの医学的効果について説明してある案内板がある。それによれば、効果としてストレスが無くなり抗ガンタンパク質が増加するそうだ。山に来ると何か分からない力を貰うのは、そのためか・・・。これからも山登りを続けようと思う!!

夏焼峠の分岐を過ぎそのまま直進して砥石郷山に向かう。巨木が目立つ森を行く。熊の爪痕のよう傷がある巨木もある。周辺はツキノワ熊の生息地で、クマよけの鈴は必需品だ。真っ直ぐに伸びた尾根道は少しずつ急になり息を切らす。道の上にアカモノが咲いている。急坂を登りきり、視界が開け展望が開け恐羅漢山や周囲の山々がよく見える。下山時ここで昼メシを食べることにしよう。なだらかで快適な尾根道を歩き11:30砥石郷山山頂に達する。山頂は目立たない広場で展望はわずかしかない。記念撮影の後、来た道を引き返しさきほどの展望地で昼メシを食べる。きょうは、益田のキヌヤで買った豪華な?弁当だ。

夏麦峠まで下り、恐羅漢山から下りてきた5人の中高年女性グループから話かけられ、砥石郷山はどんな感じだったか聞かれる。「道は歩きやすく、森が素晴らしいです。」と答える。そのグループは行こうか行くまいか迷っている様子だが、自分の一言で行くことに決めたようだ。折角だから行った方がいいと思う。夏麦峠からなだらかな上りの登山道を登って行く。けっこうな数の登山者とすれ違う。他に人がいると安心できる。前回の山行では、逆のコースをとったが、深い残雪のある尾根を迷いながら苦労して下った。下るにつれ雪の道は、ぬかるんだ道に変わり歩きづらかった。雪がなければ歩きやすい尾根道である。登山道沿いにマムシグサ、ギンリョウソウ・・・を見る。13:10恐羅漢山山頂に達する。山頂には20人程度の登山者がいるだろうか。すぐに旧恐羅漢山に向かう。アップダウンの少ない歩きやすい尾根道を行く。登山道沿いにサラサドウダンの群落を見る。その先の屋久島の森のような幻想的な湿地を通る。

13:30恐羅漢山山頂に到着する。山頂の中央には巨岩が鎮座する。梯子がかけられ上まで上がれる。 山頂にいた老夫婦に話しかけられ、すぐ近くにオオヤマレンゲが咲いていると教えてもらう。岩場で危ないので注意するようアドバイスを受ける。巨岩の右側の先に大きな岩がごつごつとした場所があり、慎重に岩を乗り移って行く。展望が開け、巨岩越しに隣の広見山、安蔵寺山、先日登った犬神ヶ岳と赤谷山の稜線など西中国山地の眺望が見える。教えてもらった通り巨岩のすぐ先にオオヤマレンゲが一輪咲いている。あと一週間もすれば満開になりきっと美しいことだろう。景色を楽しんだ後、引き返し恐羅漢山山頂までもどる。休んでいると先ほど会った老夫婦と一緒になり、しばらく話し込む。2人は地元出身の人で西中国山地の山々にはほとんど登っているそうだ。季節の花を楽しみに山に行くそうだ。山に咲く花の名前を教えてもらう。奥さんによれば山でツキノワグマを見たことはないが、近くにいる熊の唸り声を聴いたことがあるそうだ・・・(-_-;)。

恐羅漢山を下り、合流点から立山尾根を下る。急坂下り樹林を抜けると視界が開けスキー場が目の前に広がる。前方には深入山などの山々を見ながら下る。15:15無事牛小屋のキャンプ場まで下る。売店でアイスクリームを買って食べる。催しが行われており、家族連れが日曜大工をして箱を作っている。ちょうど中古のキャンピングカーが展示してあるので見学することにする。外国製の大きいキャンピングカーの値段は300万円、豪華で快適な旅ができそうだが、取り回しが大変だと思う。燃費も悪いのでは・・・。自分にはいまのスズキエブリがコンパクトで性に合っている。いまから美都温泉に行き、道の駅で車中泊する。あと10日もすれば船に乗らなければならず、これが今回の休暇の最後の山旅になる・・・。




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牛小屋キャンプ場の駐車場に車を停める

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登山口に入る
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樹林帯に入る
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山登りには医学的な効果がある

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登山道沿いにギンリョウソウ(銀竜草)を見る
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夏焼峠から砥石郷山に向かう
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砥石郷山まで45分
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自然林の巨木群を見る
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ま直ぐな急登を登って行く
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アカモノ(赤物)?
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アキグミ(秋茱萸)
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樹林帯を抜け視界が開ける・恐羅漢山を見る
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砥石郷山山頂に到着する・展望はわずか
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砥石郷山を下山し見晴台で昼メシ
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砥石郷山から夏焼峠を目指す・自然林の巨木を多く見る↑
沢山のギンリョウソウ(銀竜草)が咲く→
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台所原分岐を通過する
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エンレイソウ(延齢草)・花期を過ぎていた
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アマドコロ(甘野老)?
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ニョイスミレ(如意菫・別名ツボスミレ)
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マムシグサ(蝮草)
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立山尾根合流点を通過する
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ホウチャクソウ(宝鐸草)
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恐羅漢山山頂に達する
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恐羅漢山山頂から旧恐羅漢山に向かう
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恐羅漢山山頂
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旧恐羅漢山山頂に到着する
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山頂に中央に大きな巨岩が鎮座する
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山頂no 直ぐ近くの岩場にオオヤマレンゲが咲く
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オオヤマレンゲ(大山蓮華)
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山頂近くの岩場からの眺望

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旧恐羅漢への登山道にサラサドウダン(更紗灯台)?が咲く
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立山尾根を下る
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